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勉強の出来ない子 [子育て]

 去年の10月から個別指導の進学塾で国語を教えるようになったが、時期を同じくして自宅でも、数学が特に出来ない中1の女の子の勉強を見ることになった。
2つとも、子どもが好きで、勉強が好きな私のために友だちが持って来てくれた仕事だった。

進学塾の生徒はやる気のある勉強の出来る子だったが、私の家に来る彼女が、どうして数学が極端に出来ないかというと理由は簡単だった。数学が嫌いで、勉強に慣れていないだけのことだった。進学塾の生徒が小学生なのに、勉強が生活の一部になっているのとは大違いだった。

つまり、勉強をする習慣さえつけば、ほとんどの子どもは出来るようになっていくtということだ。
ところが、これが結構むずかしくて、当の子どもはこのまま勉強しなくても高校ぐらいは受かるだろうと甘く考えているし、そのことで悩むのはむしろ母親の方ということになってしまう。
勉強が出来ない劣等感から、子ども自身も、自己肯定感の少ない子どもになってしまうのも確かなことなのだが……。

多くの場合、出来ない子に向かっては、親は、「勉強しなさい」とか「今のままではどうなっても知らないから」などと責めるしかないから、そうでなくても勉強が嫌いで、勉強に慣れていない子は、何をどう勉強してよいかわからず、ますます勉強が嫌いになってしまう。
他人事ではなく、私も勉強をめぐっての親子喧嘩は数えられないくらいしてきた。

何人かの問題をもつ子どもと関わってはきたものの、私に彼女の成績を上げる自信があるわけでもなく、まして、週に1度位、勉強を見たところで、割り算や分数さえあやふやな子が急に出来るようになるとも思えなかった。

大切なのは、やはり勉強に慣れさせることだった。そこで、1週間分の宿題をまとめて出さずに、FAXで毎日宿題を送るようにした。

送ってこない時は携帯で催促のメールを打ち、「わかりません」と送ってきた時には解き方を書いて、再度やってもらう。

要するに、教える側の私が手を抜かないということだ。
自分に寄り添って勉強を見てくれる相手がいれば、子どもは必ずやる気を出すし、その時の子どもの変わりようには目を見張るものがある。

まだまだ始まったばかりだが、そのうち彼女も自分自身の可能性に気づくに違いない。

ところで、勉強の出来る子と出来ない子の、たった2人の生徒をもっただけで、私の日常はかなり忙しくなった。勉強は好きでも、それほど得意ではない私は収入以上の教材を買いまくり、猛勉強(?)をしなければならなくなったからだ。
母の介護もあるのだが、ブログがあまり書けなくなったのもそのためだ。

早く、私も勉強が出来るようになりたいなあ。それこそ、努力あるのみだ。子どもにわかってもらいたいことも、本当のところはそれに尽きるのだが。


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