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森山良子のコンサート [私の楽しみ]

先週の金曜日、森山良子のコンサートに夫と一緒に行って来た。
年に一度、オーチャードホールで開催されるこのコンサートに通うようになって、もう15年以上の年月が流れている。

歌が好きなので、これまでにもシャンソンのパリ祭、由紀さおり・安田祥子、井上陽水、五輪真弓、倍賞千恵子、松山千春、さだまさし他、いろいろな歌手のコンサートに行ったけれど、音楽を心ゆくまで堪能できるのは私にとっては森山良子だった。

美しい声を生かして聞かせる愛の曲から、反戦歌、低音を効かせた迫力のある曲まで、とにかくレパートリーも広いし、選曲の構成もいいので、最初から最後まで楽しむことができる。
また、森山良子とは同世代なので、時代を共有して生きてきたという点でも通じるものがあるのかもしれない。

今回歌った曲で、私が覚えているのは、「この広い世界いっぱい」「涙そうそう」「さとうきび畑」「パピエ」(TVドラマ「拝啓、父上様」の主題歌)「子犬のワルツ」「禁じられた愛」「30年を2時間半で」「My Memory」「さくら」「ある日の午後」「‘S Wonderful」「エターナリー」などだったが、この中で特に私がいいと思ったのは「ある日の午後」と「My memory」だった。

かなり前のことになるが、これまでの森山良子のコンサートで一生忘れないと思うほどよかったのは、ミッシェル・ルグランとのジョイントコンサートだった。2人で歌った「シェルブールの雨傘」や「風のささやき」を聞いたときには、体が震えるほど感動した。クラシックのコンサートでも似た体験をしたことはあるけれど、音楽を聞いてあれほどしあわせを感じたことはなかった。

あれほどのしあわせ感はそうそう味わえるものではないと思うけど、1年に一度、我が家の庭に牡丹が咲く頃、夫と一緒に「森山良子」のコンサートに行けることもまた、しあわせなことだと思っている。


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コメント 4

こう

歌で人をしあわせにできるなんてすごいですよね。
毎年一日でもしあわせになる日があるなんてうらやましいです。

小さい子供がいると一年中バタバタしていて自分の楽しみはどこかに行ってしまいました。
でも、家族全員が大病もせず、事故にもあわずに過ごしているのが一番の幸せかもしれませんね。
by こう (2007-04-30 23:37) 

Haruka

15年もなんて、本当に幸せだと思います。 数年前から、伊藤咲子が巧いと思いコンサートに行った。 実に巧い。 最初双眼鏡で見ていたが見ていられなくなった。 巧さを越えた怪しさが感じられた。

毎年のコンサートを毎年、楽しみに夢見るのも幸せだと思います。 

私は関西で熊野が近いので、熊野の海にも良く行きます。今はつりで夏はシュノーケルでの泳ぎ。私が行く熊野の海は人は殆どいない。 群青色の空と海、透明な海の中にいると時間の無い世界が広がる。 夕方にはヒグラシが鳴きかう。 多分、古人も見て感じた世界?

色んな世界があって色んな苦しみがあって色んな楽しみがあるのかとも思います。

ちいととさんのご多幸をお祈りしています。


  
by Haruka (2007-05-01 07:10) 

ちいとと

私はカナヅチですが、Harukaさんの言われる海の雰囲気はわかるような気がします。海の中で時間のない世界に身を委ねていると、きっと夢の世界にいるような心地がするのでしょうね。

忙しくも平凡な毎日のなかで、時にきらりと光るものがあると、それだけで楽しくなりますよね。
by ちいとと (2007-05-01 22:09) 

ちいとと

こうちゃん、いつも読んでいただいてありがとうございます。

私も子どもが高校生になるまでは、夫と2人だけで出かけたことはありませんでした。その頃は、早く子どもに大きくなってほしいと、そればかりを願っていたような気もしますが、子どものために使った膨大な時間も大切な時間だったと思っています。

こうちゃんの言われる通り、家族の健康が何よりの幸せだと思います。
健康って、ホント、当たり前のことではないんですよね。
こうちゃんご一家の健康を願っています。
by ちいとと (2007-05-01 22:37) 

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