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かわいいだけではすまなくなる PART2 [私の子育て ]

かわいいだけではすまなくて、「すること」「できること」を子どもに要求してしまった苦い経験を書いてみたいと思う。

一つ目は、下の子が幼稚園の年長のときのことだった。担任の先生から「○○組で、ひらがなが書けないのは、お宅のお子さんだけです。おウチで少し、練習してください」と非難されて、「すいません」と謝ってしまった。
そして、その日からいやがる息子にひらがなの練習をさせた。いらなくなったカレンダーの裏に「あ」とか「か」とか大きく書いて、その上を歩かせたりもした。少しでも興味をもって、楽しく練習できたらと工夫もしたつもりだった。
「まだ、幼稚園なんだから、ひらがななんてかけなくてもいいじゃない」と内心では思いながら、よその子ができることは、息子にもできてほしいと思ってしまったのだ。
そのためかどうかわからないが、それ以来、息子は勉強嫌いな子になってしまった。

二つ目は、上の娘のこと。はっきりは覚えていないが、小学5年くらいのときのことだったと思う。勉強をやらない娘に対して、「できないことはちっとも悪いことじゃないけど、やればできるのにやろうとしないのがよくないって言っているのよ。お母さんは、そういうの一番嫌いなの!」と、強く叱ったことがあった。
娘は泣きながら、私に抗議をした。「お母さんはがんばれる人だけど、私はお母さんとは違うの。自分ががんばれるからって、お母さんと私を一緒にしないで」と。

私は強いショックを受けた。自分はがんばっているつもりはなかったけど、娘の言っていることは、その通りだっと思った。娘と私は違う人格で、娘を私の色に染めることは、してはいけないんだと思った。
「ごめんね」と、私はすぐに娘に謝った。

そして、子どもが社会人になった今でも、「すること」「できること」を期待しないで、わが子に接するのは、簡単なことではないと思ってます。


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コメント 2

はじめまして(^v^)
ふくまみと申します。
ちいととさんのブログ、初めから読ませていただき、大変な衝撃を受けました。
ドキッとして反省したこと。なるほどと思ったこと。共感を受けたこと。
すべてが、衝撃でした!!
ちいととさんに、ブログをすすめてくださった娘さんにも感謝です!
これからも、時々、覗かせてくださいね(*^。^*)
by (2005-06-05 23:36) 

ちいとと

ふくまみさん、コメントとナイスありがとうございました。私も子育てが終わった今だからこそ言えることが多々あって、子育て期間中はいい母親であったかどうかは?です。それでも、今は、子どもやお母さんたちと接していて、両方の気持ちがよくわかります。お母さんと子どもの笑顔をたくさん見ることができたら、うれしいなと思ってます。
by ちいとと (2005-06-06 22:33) 

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